庭にビワの木を植えると不幸が起きる??
みなさんこんばんわ、枇杷の王国スタッフのSです。
「庭にビワの木を植えると不幸が起きる」という言い伝えを聞いたことがありますか?古い言い伝えには、隠された知恵が凝縮されています。
庭にビワが植わっている方、そうでない方も必見!その、驚きの理由を調査しました。
ビワは、古くから『身代わりの木』とされていた説
ビワは、少なくとも日本の奈良時代には薬や食料として重宝されていたことがわかっています。そして、当時の先進科学のひとつ『陰陽術』によって、ビワは身代わりの木として使用されるようになったそうなのです。
なんでも、家人が命にかかわる大病をした際、庭に植えておいたビワの木を切り倒すことで病魔の手から逃れたそうです。
次第に、庭に植わるビワの木を見ると大病を連想するようになり、転じて「不幸が起きる」とされたのかもしれませんね。
ビワの薬効を求めて、病人が大挙してしまう説
ビワは、果実が栄養豊富なだけでなく、葉、花、根、皮、種・・・それぞれに素晴らしい薬効があることが知られており、効能は中薬大辞典にも詳しく記載されています。
庭に植えたビワの薬効を求めて、病人が頻繁に家人を訪ねるようになれば縁起が悪いと考えられたようです。身代わりの木といい、ビワは昔から「病める人」にとって大切な存在だったのかもしれませんね。
ひょっとしたら、身代わりに切り倒した庭の木も、お薬にするためだったのかも・・?
ビワは成長が旺盛で、家が日陰になってしまう説
ビワはバラ科の常緑樹で背が高く、強靭な生命力を持っています。強めに枝を刈りこんでも、ひと夏のうちにまた驚くほど大きく成長します。
お灸や湿布にも利用されるビワの葉は巨大で分厚く、あっというまに家を日陰にしてしまいます。日陰の家には湿気や虫がやってきて、気分もだんだん重くなる・・・?
ちなみに、ビワの産地では若木のうちに芯を止め、枝を横に茂らせることで果実を収穫しやすくするそうです。これなら、日陰にもならず一石二鳥!?
ビワの木は、恐ろしい凶器になるから説
ビワの木は固く粘り強い性質で、昔から高級木刀の材料だったようです。Sの知人のお爺ちゃんによれば、昔の喧嘩でビワの木刀だけは所持すら禁止だったとか!(喧嘩すること前提なんだ・・・。)
確かに、そう考えると少し物騒でしょうか??
ビワの実は成分が強すぎて、子供が食べすぎるとお腹を壊すから説
ビワの果実は豊富なビタミンにクエン酸、甘さも十分含んでいます。夏バテ防止に最適な果物ですが、子供が食べすぎると下痢をすると言われているようです。
ふむふむ・・・昔から、元気な子供は食い意地が張っていたのでしょうか。
お調べしたところ、こんな感じでした。意外な理由にオドロキです。
葉や果実の薬効や、木材としての優秀さなど、ビワが持つ有効性から来ているものが多いようですね。要は、使い方、なんでしょうね。
次回は、その「使い方」について調べてみようかな・・・?
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