枇杷の王国日記

日本ビワ温圧療法師会本部によるブログ。ビワに関する情報、健康情報、活動などを随時配信。

ビワの種の食べる方法と効能を教えてください その②

f:id:biwaoukoku:20150314092259j:plain

 みなさんおはようございます。枇杷の王国のSです。
 今回は、前回に引き続きビワの種の食べる方法と効能についてまとめていきます。
ビワの産地だけで知られた秘密の活用法や、私達がオススメする活用のコツをコッソリご紹介します。
 花粉症のシーズンに、違いを体感できる活用法とは・・・?

ビワの種を、甘く煮つける

 ビワは、果実の可食部が少なく、種が実の大部分を占めています。大量に出るビワの種をこのまま捨てては勿体ないと、ビワの産地では昔から、家庭の知恵として美味しく食べる方法を知っていたそうです。
 方法は簡単!生の種を良く洗い、圧力鍋などでしっかりと煮込みます。その後、甘味を加えてさらに煮込み、冷まして甘味を染み込ませると、まるで栗のようなホクホクとした食感の美味しいお菓子になるのです。機能性もバッチリ!?

 ビワの種の甘露煮は、現在でも産地に近いところでしか流通しないため、当記事で初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。
 甘露煮のシロップには、ビワの種由来のポリフェノールなどがたっぷり溶け込んでいるので、のど薬や咳止め、口内炎にはピッタリなんだとか!?

 ビワの種の甘露煮は、ちょっとだけ漢方のような香りがします。

ビワ種活用のコツ!ビワ種を『よくよく噛んで』食べる

 2回の記事に渡って、様々なビワの種の活用法をご紹介してきました。最後に、私達が考える、最も効果が高い活用のコツをご紹介したいと思います。
 まず、様々な活用法の中で、成分が最も強いのは生のビワの種です。極端に過熱をすると、いくつかの熱に弱い成分は失われてしまいます。しかし、生の種は成分が強すぎて、生のビワの種をたくさん食べるのは絶対にお勧めできません。

 生の種を焼酎漬けにすると、毒性は分解されやすく有効成分も抽出されますが、強いアルコールを含んでいる事と生の種が短い期間しか入手できないのが欠点です。
 例えば、熱を加えずに安全に加工する方法に「フリーズドライ」という製法があります。特殊な機材が必要なのでご家庭では難しいですが、保存も効き、生に近い成分のビワの種が一年中手に入るようになります。この粉末を、直接食べるのが一番効果が高いのではないでしょうか。
 そして、地味に大切なのが、よく噛んで食べる事です。繰り返しますが、よーーーく噛んで食べることが大事です。噛むことで種から成分が染みだしやすくなり、口の粘膜に浸透することでより実感しやすくなります。花粉やハウスダストに対して、天然成分を活用してみてはいかがでしょうか。
 目安としては、お水で流しこまなくても、自然に飲みこめるぐらいでしょうか。
絶対に試してみる価値ありですよ!よく噛んで、とにかく噛んでください!!

 

今回も、記事がいっぱいになったので、次回は『ビワの種の成分』についてまとめてみようかな??

 過去記事

ビワの種の食べる方法と効能を教えてください その① - 枇杷の王国日記

 

↓日本ビワ温圧療法師資格取得はこちら↓

biwakyu.com