枇杷の王国日記

日本ビワ温圧療法師会本部によるブログ。ビワに関する情報、健康情報、活動などを随時配信。

ビワ療法が教える病気との付き合い方『如実知自心』

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 みなさんこんにちは、枇杷の王国スタッフのSです。

 今回は『如実知自心(にょじつちじしん)』について。ビワ療法が教える病気との付き合い方シリーズの更新になります。

 ビワ療法をはじめとする東洋医学は、心と体に一貫した繋がりがあるという心身一元論に基づいた医療形態です。まずはじめに心(こころ)が病み、それが体の不調として現れてくるという考え方は、東洋の宗教や哲学を中心に発達した東洋医学の精神を、色濃く表していると言われています。

 体を治すにはまず心から。病気との付き合い方をまとめました。

肉体の病気と向き合う前に、自分の心を振り返る。

 病気は、そのほとんどが長年の生活の積み重ねによって起こります。日本の三大死因である癌、心疾患、脳血管障害も、生活習慣によって蓄積したダメージが発現したものです。そして、その生活習慣は私たちの性格や考え方によって左右されます。

 必要以上のプレッシャーや、責任感、自己否定、嘆き、恨み、怒りや悲しみは、過食、飲酒、喫煙、運動不足、寝不足、内臓の慢性的な弱り、免疫の低下などを引き起こします。肉体が病気になってしまった背景には、ずっと長い間抱えてきた、これらの心の異常があるのではないでしょうか。

 実際に自己否定が強かったり、過度のストレスにさらされている人は、アレルギーになりやすく、免疫の活性が低いこともわかっています。それが、10年、20年と積み重なれば、肉体にも大きな異常が出てもおかしくありません。『病は気から』というのは、心と体の繋がりを、結果から捉えた貴重な金言なのです。

 かといって、楽しくもないのに、無理をして『楽しい』と思え!という乱暴な話でもありません。

如実知自心 = 本当の自分の心を知ること

 如実知自心とは、『実のごとく自心を知るなり』という仏教用語で、『ありのままの自分の心を知ること』という意味です。ここで言う、ありのままの自分の心とは何でしょうか。はたして、恨んだり、憎んだり、妬んだり、嘘をついたり、怒ったり、悲しんだり、絶望したり、自分の事が大嫌いだったりするのが、ありのままの自分の心なのでしょうか。

 東洋医学の根幹である仏教では、本当の自分とは、優しく、穏やかで、思いやりに満ちたものだとされています。つまり、病気を作ってしまうようなネガティブな感情は、私達の本当の心の形では無いと考えられているのです。

 病気に備え、病気と向き合うには、その原因になった不自然な心を、自然な心に戻してあげる事からスタートする必要があるのです。

 たとえば、心の中に絶対に許すことのできない恨み人がいるのなら、その人を完全に許せるように自分の心と向き合うことです。自分を嫌いな人は、自分に向って感謝の言葉を口にすることからはじめてください。

 ある日、コロッと心の重しが取れるように、本当の自分でいられるようになった時、私たちの肉体は本来の機能を取り戻します。私達をはじめとする命は、過去の幾たびの気候の変動にも、疫病にも、飢餓にも、戦争にも耐え抜いた最先端にあります。本来、非常にタフで強靭なものなのです。

 あなたの肉体は、なぜ病気になったのですか。

 病気と向き合う前に、なぜ病気を作ってしまったのか振り返り、心から治療をスタートすれば結果は大きく変わってくるのです。

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