枇杷の王国日記

日本ビワ温圧療法師会本部によるブログ。ビワに関する情報、健康情報、活動などを随時配信。

人間を作る「気・血・津液」とは?

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みなさんこんにちは!枇杷の王国スタッフのKです!すっかり春本番という感じで過ごしやすくなってきたのではないでしょうか?今回は「気・血・津液」に関しての記事になります。これは東洋医学的に人体をみた時に構成されている要素で、西洋医学的な観点とは別の角度からの記事になりますので、頭を少し切り替えて考えて頂ければと思います。生命活動の基礎となる「気・血・津液」についてまとめてみましたのでご覧下さい!!

 気の概念

「気」と聞くとものすごく怪しさを感じたり、胡散臭いと思われる方もいらっしゃるでしょうけれども「気」は我々の身近に存在するものです。

例えば、仕事でミスをして「気」が滅入ったり、友人から悪口を言われ「気」分を害したり、はたまた美味しい物を食べて元「気」が出たり、自動販売機の釣銭受けに入っていないはずの¥500玉が入っていて運「気」があったり、日常で「気」を感じることはたくさんあります。

東洋医学的には「気」は機能だけが存在し、目には見えないものと言えます。しかし目に見えないものと考えると「電波」や「磁力」、「風」、「超音波」なども昔は認識されていないものでしたし、「気」に関しても中国などでは一般的に知られているものです。

東洋学的に血とは?

「血」(ち)と読む方もいるでしょうけれども、東洋医学的な呼び方は「血」(けつ)です。気と並ぶ東洋医学において重要なもので、働きとしては全身を栄養するだけでなく、メンタル面にも働いているという東洋医学独特の考え方もあります。

血は口から入る食べ物などから作られると考えられ、その後「脾」(西洋医学の脾臓とは違う機能を持つ)の作用により生成され、「心」(西洋医学の心臓とは違う機能を持つ)や「気」の働きにより全身に行き渡っていると言われます。また肝(西洋医学的な肝臓とは違う機能を持つ)により「血」を貯蔵し、血流量を調節しています。

身体を潤す津液

「津液」も独特の読み方がありまして、「津液」(しんえき)と読みます。この津液は「血」(けつ)以外の全ての体液を指します。

骨髄や脳髄を潤したり、関節を滑らかに動かす働きがあったり、汗や鼻水、涙などの分泌物を指したりします。乾燥し過ぎて、身体の水分が失われた状態になると色々な症状が発生し、体調を崩します。汗を大量にかいたり、嘔吐し過ぎたりなるとこのようなことが起こるわけです。

このように東洋医学に関しての概念は独特のものがあり面白さもあります。今後も東洋医学シリーズを継続していこうかなと思いますのでよろしくお願いします!

過去記事

 

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画像:PhotoACより