生姜がなぜ身体に良いのか?
みなさんこんにちは!!枇杷の王国スタッフKです。枇杷の王国は「枇杷」に関しての専門です。しかし「枇杷」だけのことを知っていれば良いということだけでなく他の食物のことももちろん勉強させて頂いております!そんな中、私の大好物「ジンジャエール」の原料であります「生姜」についての記事となります。「生姜」が身体に良いということは一般的に知られていることではありますが、深く掘り下げると色々なことがわかってきて面白いです!ぜひご覧下さい!!
薬としての効果効能
生姜が漢方薬としての一面を持っていることもご存知ですか?薬用の生姜は発音的には「ショウキョウ」と呼ばれます。処方箋で出される漢方薬の中の約70%~80%に生姜が含まれているというのだから驚きです。
風邪の初期症状によく使われる「葛根湯」や胃に効果的な「安中散」、肝臓に効果のある「小柴胡湯」などのよく用いられる漢方薬には生姜が入っています。
「生姜なしに漢方薬は語れない」と言われる理由がわかります。
東洋医学的にみる生姜
東洋医学的に考えて生姜は「気・血・水」の流れを正常にするとされています。「気・血・水」とは東洋医学的では人間の身体のエネルギーや生命活動の根源という意味合いがあります。
病気になる場合はこのいずれかが「滞る」状態になったり「汚れる」状態にあると考えられています。例えば「気」がうまく動いていない状態であれば「気滞」ですし、「血」が汚れていれば「瘀血」と呼ばれる状態で、「水」では「水滞」や「水毒」という状態となります。それぞれの正常にする力が「生姜」にはあるということです。
西洋医学的に考える生姜
一般的に考えられる生姜が体に及ぼす良い影響についてまとめます。
- 鎮吐作用
乗り物酔い、吐き気を防ぐとされています。生姜をハーブとして考えられている業界では「乗り物酔い、吐き気を防ぐ唯一のハーブ」とされているそうです。
- 血圧の安定
高血圧の場合は正常まで低くし、低血圧の場合は正常まで上げる効果があると言われます。
- 鎮痛作用
主成分であるジンゲロールは鎮痛で有名なインドメタシンより効果があるという研究文献があるほどです。
一番有名なところでは「体を温める」ということもあるでしょう。冷え症の方にはぜひ摂取して頂きたいです。他にも様々ありますが、主な効果はこのあたりでしょう。
生姜の上手な活用法
オススメの生姜活用法をお伝えします!
①生姜紅茶
これは熱い紅茶に摩り下ろした「生姜」を入れ、ハチミツで甘みを付けたものです。手軽に出来ますし、体が冷える方は紅茶のカフェインによる利尿作用と体を温めるテアフラビンという成分がある上に生姜のジンゲロールによる発汗、利尿効果で体の「冷え」、「水毒」を取り除いてくれます。
②生姜湯
これはただの「湯」に生姜、黒砂糖、プルーンなどを入れるだけです。
生姜の量は10gほどで良いでしょう。冷え性やこり、痛み、生理痛、生理不順、風邪の引き始めなどによく効きます。1日に1回~3回ほど飲むと良いでしょう。
体質が変わるまではある程度、中長期間続けないと効果が出ない人もいますので三日坊主にならないことがポイントです。そんなに手間が掛かることでもないですので非常にオススメです!
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