東洋医学的に見た枇杷(ビワ)の効果効能②
みなさんこんにちは!枇杷の王国スタッフのKです。今回も前回に引き続き「東洋医学的」、「中医学的」にみた「枇杷」についての記事となります。今が旬の枇杷(ビワ)ですが、先日庭になっている枇杷を食べてみたところ非常に甘く、渋みもなくおいしく頂きました。健康になることを期待してもうひとつ食べてしまおうかな(笑)
「実」・・・肺熱による咳、吐血、鼻血、嘔吐を治す。また小児のひきつけと発熱を治す。
肺がやられ肺の気が弱った状態や吐血、吐いてしまう症状に効果があると中薬大辞典に記載されています。
日本ではあまり薬という認識で利用されてはいなかったみたいですが、中国では薬として用いられていたことがあるようです。
ゼリーもおいしいですし、皮を剥いでそのまま実を食すのもサイコーです!
ホワイトリカーを用いて枇杷の果実酒を作って食べるのもオススメです!
「種」・・・肝を疏(よみがえ)らせ、気を整える。痰を化し、止咳する。
杏の種、杏仁に薬効があることは有名ですが、枇杷の種も同じ成分も入っています。古くから咳止めとして知られていました。戦時中は中国から杏の種が入手できなかったので枇杷の種で代用されていたという歴史もあります。
枇杷の中でも特に健康成分が豊富な部分が「種」とされます。
- クロロゲン酸などのポリフェノール⇒抗酸化作用による錆びない体作り。
- アミグダリン、ベンズアルデヒド等⇒ビタミン、ミネラルをバランスよく配合しているため栄養がしっかり摂取できる。
- アルギニン、トリプトファン等⇒人間の体を作るたんぱく質の元となるアミノ酸を含有。運動や美容、ダイエットなどに嬉しい成分が豊富。
枇杷による色々な活用法
このように様々な部位が体に良いとされる枇杷ですが、前回の記事でもご紹介させて頂いた「枇杷葉温圧療法」が有名ですけれども枇杷は他にも色んな活用法が出来ます。
- ビワ葉の青汁療法
- ビワ風呂
- ビワ酒療法
- ビワ葉茶
- ビワ種の甘露煮
など他にも様々な活用法があります。近いうちに詳しい作り方や使い方も掲載できればと思いますのでぜひご覧下さい!!
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引用画像:photoAC