身近な香辛料(スパイス)の薬効をまとめてみました。
みなさんこんにちは、枇杷の王国のSです。
早くも8月に突入しましたね。
連日連夜のうだるような暑さに、体力は消耗する一方です。
夏バテ予防や滋養強壮に「夏こそカレーを食べよう!」なんてテレビCMを見かけますが、カレーにふんだんに使用する香辛料のほとんどが「生薬」として有名なものばかり。
今回は、キッチンやテーブルで身近な香辛料が持つ、生薬としての顔に迫ります。
ターメリック(うこん)
カレーによく使用されるターメリックには、強力な抗酸化作用があり、炎症や痛みを鎮める効果があるそうです。また、近年では肝機能障害を軽減したり、肝臓を保護する作用が注目され、飲酒をする方の必需品ともなっています。
料理の香辛料に、エキスは栄養ドリンクに、患部にすりこんだり湿布にしたりと、八面六臂の大活躍を見せてくれます。
ホットミルクにターメリックを加えて飲む方法もあるそうです。
【肝機能保護 抗炎症 鎮痛 抗酸化作用】
ショウガ
ショウガに含まれるジンゲロールには、妊婦や疾病に伴う吐き気を軽減させ、低体温を改善させる効果があると言われています。
生薬としても、『小青竜湯』、『胃苓湯』などに含まれ、身体を温めたり、胃を整えたりする目的で使用されています。
ジンゲロールは過熱することで解熱・鎮痛・咳をおさめる作用が高まるので、風邪をひいたときに生姜湯を作って飲むのは効果的。まさに、理にかなった先人の知恵です。
【各種炎症 吐き気 胃健 体温上昇】
クローヴ
香辛料としてお肉料理などに使用するクローヴは、生薬名を丁子(チョウジ)といいます。これは、収穫した形が釘のように見える事から、中国語で釘を意味する丁の字を当てたものだそうです。スーパーに売っているスパイスでありながら、胃潰瘍や胆汁分泌促進、鎮痛などに効果的とされ、漢方では『しゃっくり』の薬にも使用する様です。
医食同源という言葉がありますが、特にこうした香辛料には生薬的な側面が強く、適切に使えば家庭の医学として活躍してくれます。
私も、カレーを食べて、夏を乗り切るぞ!
過去記事
↓日本ビワ温圧療法師資格取得はこちら↓