がん死亡率に地域格差がある理由を考えてみる
みなさんこんにちは!枇杷の王国です。梅雨も明けましていよいよ夏本番という感じですが、みなさんいかがお過ごしですか?熱中症にならないように気をつけましょう。水分と一緒にミネラル類を摂取されることをおすすめします。今回は「がん」について興味深い情報を耳にしましたので記事にしたいと思います。
2016年5月10日の読売新聞の記事 「がん死亡率、地域で格差」
ゴールデンウイーク直後の読売新聞での調査の記事ですが、個人的に非常に面白い記事だったので色々と考えてみました。
「がん死亡率、地域で格差」という見出しに少し驚きつつも以前もどこかでこのような情報を見たのを思い出しました。
がんに関して「地域で格差」があるならば地域での特徴を割り出し、行動内容の違いがわかればがん治療活かせるのではないかと思いました。
地域別全がん死亡率ワースト10
このデータは2008年~2012年の国のデータで、国際医療福祉大学の埴岡健一教授らによってまとめられたものです。
男性
女性
なぜ「北」の方に偏っているのか?
このようにワーストの順位を見ると青森や北海道などの比較的日本の「北部」の地域が多いようです。
このような地域にがんで亡くなる人が多い理由を考えてみると、ひとつは「気温の低い場所」であることが考えられます。
がん細胞は45℃を越えると動きが鈍くなったり、死滅すると言われていて温かいものに弱い傾向があります。
逆に言うと冷たいものを好むということです。
青森、北海道は地理的に雪もかなり多いですし、体は冷えるのでがんが成長しやすいというのは頷けます。
人間の体で考えてみると温かい部位は「血流が良い」場所や「血行」が良い場所と言い換えられます。
事実、血液が豊富に通う臓器の「心臓」や「脾臓」というのは比較的がんが少ないということがわかっています。
「乳房」や「腸」などの冷えやすく、血流が悪くなりやすい場所はがんが多発する場所です。
北部⇒寒い⇒血行が悪くなる⇒がんが増える⇒亡くなる方が多い
という方程式ができるわけです。
「塩分」摂取量の多い地域
もうひとつ考えられる理由としては、「食事」があります。
東北地方は「漬物大国」として有名で、漬物をたくさんお召し上がりになるということですから、「塩分」を過剰に摂取していることになります。
ミネラル分の少ない粗悪な塩分を過剰摂取すると血圧が上昇したり、動脈硬化になるリスクが上昇します。
血圧上昇や動脈硬化など血管に問題が出ると血流が悪くなり、脳梗塞や心筋梗塞の原因となります。
血圧上昇や動脈硬化は先ほどの血流や血行にも大いに関係しますから、結果的にがんになる可能性を高めます。
塩分過剰摂取⇒動脈硬化や血管の問題⇒血行不良⇒心筋梗塞、脳梗塞、がんなどのリスクが高まる⇒がん患者増加⇒亡くなる方が増える
という図式が成り立つわけです。
様々な対策法
がんをはじめ心筋梗塞、脳梗塞などの予防をする方法はたくさんあります。
考えられる方法としては「体を温める」ということ。
やはり体を温めて血流を促すことは大事です。枇杷の王国の母体、日本ビワ温圧療法師会では枇杷療法を中心に温圧・温熱刺激で免疫力を高める療法を行っています。
お風呂に入ることも有効だと言われています。
また不摂生な生活の方は食事を見直す必要もあります。ミネラル含有量の少ない粗悪な塩の過剰摂取、油分の多い揚げ物の多量摂取などは腹八分目で栄養バランスの良い食事を摂取するように心掛けましょう。
関連記事
トップ・アイキャッチ画像引用元:Photo AC カメラ兄さんより