これが、知られざる機能性ビワ種の秘密。含有成分編③
みなさんおはようございます!枇杷の王国スタッフのSです。シリーズでお伝えしておりますビワ種の機能性、秘密についてもついに第3弾になります。調べると色々なことがわかってきますし、調べれば調べるほど枇杷にはまっていきます(笑)ぜひご覧下さい!!
必須脂肪酸のリノール酸 リノレン酸
ビワ種には、リノール酸・リノレン酸という2つの成分が含まれています。過剰摂取はかえって体に害ですが、私達が自分で合成できない必須脂肪酸に指定されています。
リノール酸は不足すると傷の治りが遅くなったり皮膚炎などを引き起こします。
リノレン酸は、農林水産省も冠動脈疾患などの予防効果を認めているそうです。
(農林水産省HP)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_eikyou/fat_eikyou.html)
トクホ成分が、ビワの種にも
β-シトステロール 及び、β-シトステロール-3-0モノグリコシドは、ビワの種に含まれる植物ステロールの仲間です。難しい説明は省略しますが、トクホに入っている成分と言えば分りやすいでしょうか。アメリカでは、抽出した高純度βシトステロールは高コレステロールの治療薬です。
腸でのコレステロールの吸収を抑え、血中のコレステロールを減少させる作用を持つことから、特定保健用食品として「コレステロールが高めの方に適する」との表示許可を取得しているものもあるそうです。
欧州では、前立腺肥大や前立腺癌、乳癌の治療にも用いられることもあるのだとか。
CMで話題のあの成分
最近、テレビCMでもよくコーヒークロロゲン酸という成分を耳にしますね。特定保健用食品として「脂肪の燃焼を助ける」と表示してあります。
このトクホ成分「クロロゲン酸」「コーヒー酸」は、実はビワの種にも入っています。
脂肪の燃焼を促進するだけでなく、脂肪肝、糖尿、動脈硬化、さらには癌に対してもその効果が研究されている話題沸騰の成分ですが、熱に弱いためフリーズドライのビワの種がお勧めです。
まだまだ書き足りないほど魅力たっぷりのビワの種ですが、今回のシリーズはこれで終了します。私が記事をまとめながら一番驚いたのは、今のような分析技術を持たない古代の人が、経験的に「ビワは健康に良い」ことを知っていた事です。感覚が今の人よりも研ぎ澄まされていたのでしょうか!?
天然で、お薬じゃなくても、これだけの成分が身近にあります。
これを上手に活用しないのは、とっても、もったいないことです。
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画像:楽天市場より