枇杷の王国日記

日本ビワ温圧療法師会本部によるブログ。ビワに関する情報、健康情報、活動などを随時配信。

ビワの種の食べる方法と効能を教えてください その①

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みなさん、おはようございます。枇杷の王国スタッフのSです。
前回は、ビワにまつわる古い言い伝えをさかのぼり、ビワの意外な優等生ぶりを取材しました。ビワの葉や種は、今ほど公共医療が発達していなかった時代には、病気の人にとって欠かせない自然の恵みだったようですね。
今回のテーマは、どうやって使ったらいいの?実際に、ビワの生産者にも取材して、ビワのHOW TO USE をまとめてみました。第一弾は、『ビワの種』編です。

 乾燥する前の生の種を、焼酎に漬け込む

ビワの果実は可食部が少なく、ほとんどを種が占めています。しかし、この種にはさまざまな薬効があると考えられており、古くから民間で重宝されてきました。この焼酎漬けは、お手軽で使いやすく、最もメジャーな利用法ではないでしょうか。
お調べしたところ、3ヶ月ほど漬け込んだのち、①のど薬や滋養強壮、炎症どめとしてお湯などで割って飲む ②火傷やかゆみ、切り傷などに塗る が一般的のようです。
天然成分なので、医薬品のような劇的な効果は望めないかもしれませんが、副作用も少なく、家庭の常備薬として取り入れている方も多いようです。
アルコールの弱い方は飲みすぎ注意??

種を粉末にして毎日食べる(取扱い注意)

生の状態のビワの種を、ハンマーやフードプロセッサ―等で細かく砕きます。これを、フライパンでカラカラになるまで煎って、密封できる容器で保存します。(※)

あとは、『朝から重湯で大さじ一杯』『味噌汁に入れて毎朝』『ふりかけにして毎食後』など、とにかく毎日食べるだけ。食べ方は生産者さまによって様々ですが、身近に沢山のビワがある生産者ならではの贅沢な利用法ですね。前立腺がんにかかった方も、8年間毎日食べて今も元気でいるそうです!?

※ビワの種には強い成分が入っているため、生のビワ種を大量に食べないようにしてください。生の種を大量に食べると、特に小さいお子様などは中毒(杏の種、青梅、アジサイの花などと同じ)を起こす可能性があります。
加熱や熟成とともに自然に分解されるので、しっかり加工したものは安全だと考えられています。(例:青梅⇒梅干し)

長くなったので、続きは次回!次回は、効能についても少し触れてみようかな?

 

ビワの種の成分を、余すことなくお酢にしました。

300年の伝統で仕上げた極上のお酢です。毎日大さじ2杯、塗っても使えます。

過去記事

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