枇杷種の研究報告~某大学医学部附属病院~①
みなさん、こんにちは!!枇杷の王国スタッフのKです。弊社は枇杷の専門店ですが、お客様から枇杷に関して様々なご質問を頂きます。漠然と健康に良いということは知っているけれども具体的にどんなことに効果が期待できるのか、どんな作用の可能性があるのかはわからない方が多く、ご質問を頂きます。今回は某大学の研究報告を参考に枇杷のことを探りたいと思います。
ビワ種を研究対象にした動機
この大学はミカンやカキ、ブドウやナシなど多くの種類の果物が栽培される地域にあります。ビワもそのひとつで初夏になると県内のあちこちで黄色い果実を目にするようです。
ビワは種が大きく食べられる「実」の部分が少ない果物で、栽培地は山の斜面にあって、袋掛けや収穫など大変な苦労を要します。
そこで「種無しビワ」は作れないだろうかと開発が進んでいきます。ビワの缶詰工場などでは多量の種がゴミとして廃棄されてしまっていた現状もありました。
そんな中で「ビワの種には薬効がある」という昔からの言い伝えを医学的側面から考えるとどんな結果が出るのか、可能性の追求が始まったのがきっかけです。
ビワ種に含まれる成分
ビワ種に含まれる成分として大きく分けると以下のようなものがあることがわかっています。
「アミノ酸類」
グルタミン酸、アスパラギン酸、アルギニン、グリシン、ロイシン、イソロイシンなどの「アミノ酸」が含まれています。
この中には体内でしか作ることの出来ない「必須アミノ酸」も一部含まれており、体に有益な成分がビワ種に入っていると言えます。
「アミグダリン、マンデロニトリル等」
青酸配糖体の一種であるアミグダリンをはじめとする成分ももちろんあります。
癌に有効であるという研究も一部でされていますが、それは置いておきまして以下のような作用が期待できます。
・咳を鎮め、痰を取る
・解熱
・痛みを和らげる
・防腐効果・・・等々
抗酸化作用
注目すべきはその「抗酸化作用」です。
近年、多くの生活習慣病や難治性疾患の発症や進展に関係しているのが「活性酸素」だということがわかってきました。
元々、活性酸素は人体には無くてはならないものでしたが、多くなり過ぎると人体に悪影響を及ぼします。
ビワ種にはこの活性酸素を抑制する物質として「β-シトステロール」があり、あらゆる種類の活性酸素に対し、抑制的に働き、強力な抗酸化作用を示すことがわかりました。
まとめるとこのような成分を含むことから「アミノ酸類」が人間の体を構成する際に必要だったり、「抗酸化作用」により生活習慣病やあらゆる疾患の予防となったりすることなどがビワ種の期待できる効果と言えるでしょう。
他にも研究報告として挙げられる内容がありますので今後アップしていきたいと思います。
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